職員インタビュー
Staff interview
現在の業務内容と、
やりがいや面白さについて
私の所属するコンプライアンス統括室では、コンプライアンス研修や、営業店への周知文書を通じて、全役職員がコンプライアンスの推進に取り組むことができるよう啓発する役割を担っています。今や、全ての企業・個人が、経営行動を実践する上で、あるいは日々の生活を営む上で、コンプライアンスを求められていることは言うまでもありませんが、公共性の高い金融業務を行う〈北海道ろうきん〉とその役職員に対しては、より高いレベルのコンプライアンスが求められています。
現在は、新規業務の開始時や各種契約の締結時、広告物等へのリーガルチェックを行う業務を行っています。加えて、年に数回、職員向けのコンプライアンス研修の講師も務めており、研修では「コンプライアンスとは何か」「なぜコンプライアンスを遵守しなければならないか」という基本的な内容を伝えています。営業成績等の数字でわかりやすく自分の仕事の成果が見える業務内容ではありませんが、どうしたら職員に正しく理解してもらえるかを常に意識して、階層ごとにわかりやすい例題を使いながら、自分で創意工夫をして研修内容を考えています。
コンプライアンス意識を
持つ上で大切なこと
私が理想とするコンプライアンス意識とは、単に「やってはいけないこと」を避けるだけでなく、「自分が正しいことをした結果が、誰かのためになる」という前向きな意識であってほしいと考えています。そこで、コンプライアンスをプラスにとらえてもらう試みとして、今話題の「インテグリティ」の浸透にも力を入れています。インテグリティとは誠実さ、真摯さという意味を持つ言葉です。職員1人1人に、コンプライアンスに加えて、正しいこと、良いことをしようという倫理観や道徳観に基づく行動を促すことが大切だと考えています。
キャリアパスと子育てで
苦労したこと・悩んだこと
子どもが小さいうちは体調を崩しがちで、突発的に早退したり、仕事を休まなければならないことが多くあり、周りに迷惑をかけてしまうという申し訳ない気持ちや、仕事もちゃんとやりたいけど、子どものことも心配という心の中の葛藤がありました。〈北海道ろうきん〉は子の看護休暇があり、制度も充実しているだけでなく、上司や周囲からも、「仕事は変わってあげられるけど、お母さんは一人だからね」「家族が第一だからね」と言ってもらえて、安心して働き続けることができ、気持ちも救われました。
出産前までは転勤も経験してきましたが、出産後は子どもの就学を第一に考え、転校させない働き方を選択しました。勤務エリアを限定したことで、一時はキャリアアップをあきらめていたものの、制度改正によって管理職になる機会をいただけたので、子育てをしながら仕事のやりがいを持ち続けることができています。
子育てを通じて、
自分自身の働き方に変化を感じること
2025年度から次長職になったことで、業務の幅が広がり、仕事量も増えました。家事に加え、子どもの学校行事や習いごとなど、やらなければならないタスクが毎日山積みです(笑)。そこでスケジュール管理を常に意識するようになりました。いかに効率良く、漏れなくこなせるか、楽しみながらタスク処理に挑んでいます。タスクをやり遂げられたときの達成感が好きなので、それがモチベーションにつながっていると思います。
仕事でも、いつ突発的な業務が入ってくるかわかりません。子どもが体調を崩して急遽休まざるを得ないこともあるので、常に仕事の優先順位をつけ、周りの方に業務の進捗を共有しながら進めるように心掛けています。
〈北海道ろうきん〉で働き続けるために、
先輩としていえること
今は、キャリアアップのために家庭や子育てをあきらめる時代ではなくなりました。仕事と家庭を両立できるか不安になるかもしれませんが、キャリア形成のための支援制度も広がっており、勇気をもって挑戦してみることが大事だと思います。自分自身もそうでしたが、試行錯誤しながらやってみることで多くの気づきも得られますし、自分自身も成長できると思います。
今後の目標
子どもが大きくなってきて、もう少し時間にゆとりが出てきたら、業務に関する知識やそれ以外の新しい分野を勉強し直したいと思っています。専門知識だけでなくさまざまな周辺知識を積み上げていくことで、自分の仕事の幅も広がってくると考えています。